<今日の献立>
・豆腐のそぼろ丼
・きびなごの唐揚げ
・豚汁
今日は豆腐のそぼろ丼を提供しました。通常の鶏ひき肉でつくるそぼろの中に、豆腐を細かく崩したもの、にんじんやたまねぎ、ながねぎ、しょうが、しいたけなどの野菜をみじん切りにしたものも入れているので、様々な栄養素を摂ることができるメニューです!
給食室の大きな回転釜できれいな炒り卵をつくるのは、実はとても難しいです。今日は、給食室で炒り卵をつくるときのポイントも含め、卵の特性についてご紹介します!
【砂糖】
卵は加熱することで固まる性質を持っています。砂糖を加えることで、卵の固まる温度が高くなり、たんぱく質が固まりにくくなるので、ふわふわとした卵にすることができます。一方で、砂糖を入れすぎると固まりにくくなりすぎてしまうので気をつけてください。
【牛乳・豆乳・だし汁】
卵は牛乳や水分を加えることで、できあがりが柔らかく仕上がります。牛乳やだし汁に含まれる物質が、卵を可溶化し、食感がよくなり、口当たりが滑らかな仕上がりになります。
【お酢】
卵にお酢を加えると、たんぱく質の固まる速度が速まります。また、お酢の効果で空気を取り込む力が強くなるので、ふっくらと柔らかい食感の卵に仕上がります。加熱によって、お酢の酸味も飛ぶので、安心してください。また、お酢の効果で最終的な仕上がりが、綺麗な黄色になるのできれいに色を出したい卵料理におすすめです。
学校の炒り卵には、お酢を入れています。なので、写真のようにきれいな黄色のふわっとした炒り卵に仕上がっています。
【マヨネーズ】
卵にマヨネーズを加えると、マヨネーズの油分や酢が、たんぱく質が固まる際の結合を柔らかくし、ふわふわに仕上がります。マヨネーズに含まれる油分は、冷めても固まらないので、時間が経ってもふわふわとした状態を保つことができます。さらに、酢も入っているので、酢の働きできれいな黄色の卵に仕上がります。
家庭で卵料理をつくる際にも応用できるコツなので、是非試してみてください👍