<今日の献立>
・チャーハン
・ししゃもの磯辺揚げ
・中華卵スープ
今日は中華の献立でした。スープは卵を入れて、トロトロとした食感の楽しめる卵スープにしました。給食では、今日のような中華風の卵スープの他にかきたま汁、洋風の卵スープなど卵を使ったスープをたくさん提供します。卵は完全栄養食品とも呼ばれ、ビタミンCと食物繊維以外のすべての栄養素を含んでいるというほど栄養素も高い食品で、卵スープは子ども達にも人気の汁物料理です。
かきたま汁など卵を使ったスープは少し難しいというイメージを持たれている方もいらっしゃると思いますが、コツさえつかめば簡単にトロトロの卵が浮かんだきれいに澄んだスープに仕上げることができます。今日はそのポイントを紹介します!
ひとつ目は、水溶き片栗粉を入れることです。卵を入れる前、スープに水溶き片栗粉を入れてとろみをつけることで、片栗粉の網目構造に卵が絡まり、底に沈みにくくふんわりとした仕上がりとなります。
ふたつ目は、しっかりと沸騰した状態を保ったまま、卵を流しいれることです。スープの温度が上がりきらないところに冷たい卵を入れてしまうと、スープが濁ってしまいます。卵は75℃で固まるため、それより低い温度のところに入れてしまうと、水分の中に卵の成分が溶けだした後に固まるため濁ったように見えてしまいます。そのため、しっかりと沸騰した状態を保ったところに卵をそっと流しいれることで、きれいに澄んだスープに仕上げることができます。
また、たまごの仕上がりを大きめにふわふわとした状態に仕上げたいときは、卵を流しいれる前にスープを一方方向にかき混ぜて対流をつくり、卵を入れた後はなるべくかき混ぜないようにします。卵を細かく仕上げたい場合は、卵を流しいれながらしっかりとかきまぜることできめ細かく仕上がります。どちらも、しっかりと水分が沸騰した状態を保ったところに流し入れ、10秒程度で火を消すことでふわふわとした状態に仕上がります。
どれもとても簡単なポイントなので、ご家庭でつくる際に参考にしてみてください🐣